? X-tension
X-tension-Let us start rebuilding-。これがEARC2008のテーマ。 私達が真剣に信仰生活を送るとき、そこに緊張(tension)が生まれる。キリスト者として生きることは、平穏無事に毎日を過ごせるようになることではない。この地上でキリスト者として生きることは、なにかしら(X)のtensionを伴っている。EARC2日目のコンセプトは、罪の誘惑における緊張だ。「みんなやってるじゃん。」「えー、そんなの普通でしょ。」。私達を取り巻く「ふつう」という言葉が、キリスト者を極度の緊張に陥れることがある。あるいはやめられない性的罪の悪習慣と、真剣に戦うことは言うまでも無く緊張が伴う。「永遠に勝利なんて出来ないんじゃないかな」という諦めが、心と生活全体を占めてくるからだ。また3日目のコンセプトは、歴史における緊張。EARCでは、日本がかつて侵略したアジア諸国の兄弟姉妹をこの国に迎える。現在もアジア諸国から聞こえてくる痛みの事実と、日本における反○○感情から生まれる非歴史的発言や、自分達の無知、無関心であった現状を見つめると私達は途方にくれる。「もう無理なのかな。」 4日目はキャンパスでの緊張・・・。聖研の行く途中に「今からどこいくの?」と声をかけられ、「うんちょっと・・・」と答える信仰の不確かさ。遣わされた場所で勇気を振り絞って証をしても「いや、そういうのはちょっと」と断られたときの切なさ。学内に一人きりのクリスチャンである自分が、未信者に取り囲まれる学内で福音を宣べ伝える緊張は激しいものだ。しかし、何故にわたし達はこの緊張を生きるのか?それこそ4日目のコンセプト、神の国だ。終末に必ず完成する約束された神の国は、わたし達キリスト者がこの地上で委託された神からの使命だ。X-tensionに生きるものたちの歩みは、神の国のExtensionエクステンション(拡張)へと拡大する。「さあ、再建に取り掛かろう」とイスラエルの民は声をあげた。ネヘミヤたちの目の前に広がっていた光景は、ぼろぼろに崩れた城壁の姿、誘惑に敗北してしまった神の民たち、国と国の間の敵意、再建に取り掛かる希望のなさであった。しかしネヘミヤは、彼の国の城壁が再建されることを諦めなかった。どれだけ多くの誘惑があろうとも、どれだけ国と国との間に緊張が走ろうとも、神の派遣を受け止めた人数が僅かであったとしても、この城壁の再建は、神が完成へと導かれる。そう彼は信じ続け、祈り続けた。X-tensionのXは、ギリシャ語のキリスト(クリストゥス)の頭文字のX。イエスキリストがこの地上で経験されたtension。このtensionを背負って生きる。キリストを信じ、従うことからのみ生まれてくるtension。このtensionを背負って生きることこそ、キリスト者のmission、使命がある。ここにわたし達の祈りを向けよう。

